2025/04/10 17:59

こんにちは!
4月に入ってから雨や寒い日が続いていましたが、今週はうって変わって暑い日が続いていて、今までなかなか開花しなかった桜もすでに葉桜に近づいています。

娘が小学校へ進学し、先日入学式を終えたばかりですが、新たな環境に入り込む不安や疲れがあると思います。
私も通学班の見守りなどで小学校の往復をしたりするのですが、自宅で業務を行っている関係で1日1000歩も歩かない日が多い状態から一気に10000歩も歩いたりしたので私もぐったりしています。


今日は、年度も変わり新たな気持ちでブログを書こうと思いました。
今回の話題は、「デジタル時代に必要なスキルセット」です。
組み込みソフトウェア開発の現場で約10年働き、9回の転職を経験してきた私が、今日はデジタル時代に本当に必要なスキルについてお話しします。
深夜2時、3時まで残業する日々から、今や効率と創造性が重視される時代へと変わりました。
この変化の波に乗るために、私たちはどんなスキルを身につければいいのでしょうか?

技術的スキルと人間的スキル、両方が大切!
デジタル時代に必要なスキルは、「パソコンが使える」だけではありません。大きく分けると「テクニカルスキル」と「ヒューマンスキル」の両方が必要になります。

テクニカルスキル(ハードスキル)
1. デジタルリテラシー
「エクセルができます」のレベルを超えて、デジタルツールを使いこなせることが当たり前になっています。
・クラウドサービスを使いこなせる(GoogleドライブやDropboxなど)
・基本的なセキュリティ対策ができる(強固なパスワード管理など)
・ZoomやSlackなどのコミュニケーションツールを効果的に活用できる

2. データを読み解く力
「なんとなく」ではなく、データに基づいて判断できる人が重宝されます。
・数字の傾向を読み取れる
・グラフやチャートで情報を分かりやすく表現できる
・データから「次に何をすべきか」を考えられる

3. 論理的に考える力
プログラミングそのものよりも、プログラマーのような思考法が役立ちます。
・大きな問題を小さく分解できる
・「もしAなら、Bする」という条件分岐で考えられる
・繰り返し作業を効率化する方法を考えられる
⇒今、徐々に広まりつつあるChatGPTなどのAIもこのような力があると的確な回答が返ってくるようです。

【ヒューマンスキル(ソフトスキル)】
1. 変化に強い学び続ける力
9回の転職を経験して痛感したのは、変化を恐れず学び続ける人が生き残るということ。
・「知らない」を「まだ知らないだけ」と捉える姿勢
・新しい環境でもすぐに馴染める適応力
・失敗しても「次はこうしよう」と前向きに考えられる

2. 本質を見抜く力
情報があふれる時代だからこそ、大事なことを見極める力が必要です。
・ネット情報の真偽を見分けられる
・複数の視点から物事を考えられる
・「本当に大切なこと」を見失わない判断力

3. 人と繋がる力
どんなにデジタル化が進んでも、最後は「人」が仕事をします。
・オンラインでも対面でも、自分の考えをわかりやすく伝えられる
・エンジニアにも営業にも、専門外の人とも会話できる
・チャットやビデオ会議でも誤解なくコミュニケーションできる

4. 新しいアイデアを生み出す力
AIやロボットにはできない、人間らしい創造性が武器になります。
・「いつもと違うやり方」を考えられる
・異なる分野の知識を組み合わせられる
・「こんなサービスがあったらいいな」を形にできる

【チームで成長するためのスキル】
様々な職場で経験してきた「足の引っ張り合い」や「自分の手柄にしたがる文化」は、誰も幸せにしません。

これからの時代に必要なのは
1. 一緒に成功する力
・「私の成果」より「チームの成果」を喜べる心
・違う意見も「面白い視点だな」と受け止められる度量
・みんなの力を引き出せるサポート力

2. 自分をコントロールする力
・ 締切に間に合うよう計画を立てられる
・ストレスをためすぎず、リフレッシュ方法を知っている
・誰に言われなくても自分で目標を決めて進める

3. 正しい判断ができる力
・新しい技術の良い面・悪い面の両方を考えられる
・フェアでオープンな決断ができる
・社会への影響を考えた行動ができる

【これらのスキルを身につけるには?】
難しそうに聞こえるかもしれませんが、以下のような方法で少しずつ身につけられます:

1. 実際にやってみる(習うより慣れよ)
本を読むだけでなく、小さなプロジェクトや課題に取り組んでみましょう。失敗してもOK、それが一番の学びになります。

2. いろんな経験をしてみる
私は9回も転職しましたが、それぞれの職場で違った視点や知識を得られました。
同じ業界でも違う役割を担当してみるだけでも視野が広がります。

3. 先輩や仲間から学ぶ
「この人みたいになりたい!」と思える人を見つけて、その人の考え方や行動を観察してみましょう。
直接アドバイスをもらえればなお良いですね。

4. 定期的に自分を振り返る
「最近どんなスキルが伸びたかな?」「次は何を学びたいかな?」と自分に問いかける時間を持ちましょう。

【まとめ 変化を楽しむ心が最強のスキル】
デジタル時代に必要なスキルは、テクノロジーの知識と人間らしい能力の両方です。
技術は日々変わりますが、適応力や創造性、人とのつながりを大切にする姿勢は、いつの時代も価値があります。

私がキャリアコンサルタントを目指したのも、「本来の自分らしく働ける人を増やしたい」という思いからです。
組織として成長し、互いに信頼し合える環境で、一人ひとりが自分の強みを活かせる—そんな職場を増やすために、私たちは今、必要なスキルを楽しみながら磨いていきましょう。

デジタル時代のスキルを身につけることは、ただ就職や転職のためではなく、自分らしく働き、充実した毎日を送るための鍵です。
変化を恐れず、むしろワクワクしながら学び続ける姿勢こそが、これからの時代を楽しく生きるための最強のスキルなのかもしれません。

皆さんは、どんなスキルを磨いていきたいですか?